Thank you for your patronage [雑感]
タイに向かう機内でAERAを読んでいたら、山口智子さんの記事があった。(記事はネットでは読めないようです。残念…。)
山口智子、といえば、90年代を代表するTVドラマの女優ということになるんだろうけど、個人的にはドラマはぜんぜん見ていないので、あまり印象深い人というわけでもない。結婚して一線を退いた、というくらいにしか思っていなかったけど、自分の使命に生きてる今の姿に驚かされてしまった。
記事によると実家が「鯉保」という老舗旅館だったようなんだけど、その旅館が廃業になってしまったそうです。旅館として代々芸術へのパトロンをしてきた歴史に終止符を打つことになってしまった一方、パトロンのあり方は時代とともに変わるもの、と考えて、自分なりに芸術に対するパトロネージを貫いている姿がすごく印象的。芸術に対してパトロンしたいと思う一人として、感銘を受けた。
使命、なんて言葉は昔陳腐だと思っていたけど、死にかけたり、子供が出来たりしてみると、何かやるべきことがあるような気がしてくるのです。
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